システム開発、70%の失敗
2022.01.07
私自身がかつて経営のトップとして関与した会社での経験です。
システム開発は仕事の効率化、生産性向上、トラブル防止など様々な目的で行われます。
しかしながら多額の資金と労力を投入して開発したシステムを稼働すると信じられないトラブルが起きました。期待通り動かないのです。この失敗を修正するために莫大な費用と時間がかかりました。
システム開発の70%は何らかの失敗をするそうです。
なぜなのでしょうか?
当時を思い起こしての反省点
1. 仕事のやりかたを変えずにシステム化しようとした
2. 人望が有るベテラン社員をプロジェクトリーダーにした
3. 皆の要望を大切にした
4. 開発に十分な資金を用意した
有能な社員は忙しいので任命せず、今までの仕事をよく知る人柄の良いベテラン社員に任せてしまいます。この人は皆に改善要望をヒアリングして回ります。資金も潤沢に有るので皆の要望を叶えるシステムにしようと頑張ります。
結果、トラックを注文したのにスポーツカーが完成したりすることが起きてしまいます。
プロジェクトリーダーには仕事の改革が指導できる権限を持たせ、できれば一番有能な社員を任命し、システム開発はまず業務改革から始めるべきなのです。
現状の仕事のやり方をそのままシステム化しようとすると必ず失敗します。
アネットはちゃんとトラックが作れるようにお手伝いをしています。
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