DXって何?デジタル化・IT化とどう違う?
近年よく耳にする「DX」という言葉、デジタル庁が発足したこともあり流行語にはなりましたが、「DXって何?」「デジタル化・IT化とどう違うの?」という方も多いのではないでしょうか。
DXは「デジタル・トランスフォーメーション」の略で、「デジタル技術で社会や生活の形を変える事、(ビジネスにおいては)優位性を高める事」です。「トランスフォーメーション」とは、英語で「変化・変形・変容」の意味があります。
一方、「デジタル化」は「情報を数字で表す事」、「IT化」は「デジタル化した情報を活用すること」で、DX化よりも前の段階の話となります。
一般的なDX化までのイメージの例を挙げると…
紙だった帳簿を会計ソフトにして、「デジタル化」(紙から電子へ) 。
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それにより生産効率や業務効率が向上し、デジタルデータが蓄積。
=「IT化」(アナログからデジタルへの移行)
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このデジタル会計データを原価管理や顧客管理に活用したり、業務プロセスやビジネスモデルに組み込みビジネスに活用。
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「DX化」する。
という流れです。
今年4月に改正され、12月末までにすべての企業で義務化される「電子帳簿保存法」は、まさに会計業務のDX化を推進しやすいようにしようというのが本来の目的です。今の業務の在り方を見直し、会計業務のデジタル化を進める事で効率化を図り、全体の生産性を上げて収益率を高める好循環が期待できます。電子帳簿保存法対応をDX化のよい機会として前向きに取り組むと良いですね。
小規模企業や個人事業主にとって、デジタル投資・IT投資は大きな負担です。こんな時は、補助金の活用を検討するのも一つの方法です。
デジタル化をすすめるうえで、比較的使いやすいのが「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」、ではないでしょうか。
ただし、デジタル化やIT化はあくまで「手段です。」何のためにするのかと言う「目的」を決めましょう。デジタル化が目的になってしまうと、無駄な投資になりかねません。
経営戦略やビジョンを実現するために、ビジネスモデル・業務フローをどう変えていけば良いのか、そのためにどんなツールが必要になるのか…
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